2011/07/20

『「娘子軍」哀史~からゆき、娼婦、糸工女たちの生と死』(※グロ注意)①

ひどい親 娘の尻で 飯を食い
ひどい町 娘の尻で 町を立て
ひどい国 娘の尻で 国を建て

先頃 日本はかつてエデンの園だった) と書かれた本を見た件について書いたが、『「娘子軍」哀史』を見ると、エデンの園はとんでもないところだったことがわかる。あれではエデンの園の冒涜なので、せめて聖書から引用するならば、ソドムとゴモラの喩えを引用すべきだったろう、と。

牛馬に異ならず)というお触れのとおり、『「娘子軍」哀史』を見ると、かつての日本の女子の牛馬っぷりに気分が悪くなる。人間として生れた女子ですら、どうにかこうにか淫売に仕立て上げて畜生に身を落とさせるわけだから、それならば最初から牛馬に生れた方がいくらかマシだったろう。

『解体新書』の杉田玄白曰く。
梅毒ほど世に多く、然も難治にして、人の苦悩するものなし…病客は日々に多く、毎歳千人余りも療治するうちに、七、八百人は梅毒家なり…
当時の世界は日本からの「輸出品のおまんこ」に付録でついてくる梅毒の蔓延に、恐れ慄いたという。
かつてのアメリカの日本排斥()のみならず、明治29年のロシア皇帝戴冠式で、ロシア在住の邦人がその式典を祝いたいという申し出を、ロシア側が断った、その時の言い草。
「日本人は不潔な臣民なり。不潔な臣民の祝意を受ける余地なし」
と。そうして売淫国とけなされた日本は、しきりにウラジオにおまんこを輸出しまくり、植民地支配した先々に公娼制を持ち込んだ。
私もさすがに、客観的に日本を眺めて「こんな下劣な国には核を落とせ」()と言いたくもなるが、歴史の裏を返せば、世界中どこもかしこもキチガイ・変態だらけには違いないのだ。

ちなみに、欧州で梅毒は すでに15世紀末から激発 しており、 ことにイタリアに進駐したフランス軍のなかには、梅毒で部隊が潰れ、イタリアに、そして兵が逃げ帰ったフランスに、すごい勢いでひろがった などとある。
戦場兵士の梅毒は、売春婦との交接でふえつづけ、あっというまにヨーロッパを汚染したのである。
兵隊と共に、必ず「娘子軍」、つまり兵隊の慰み者としての売春婦が傍らあったのだと。歴史は兵隊の名誉を書き連ねても、傍らの慰み者については隠滅を図ろうとするもののようだ。これは「history=His story」が語源だからなのかもしれない。

昨今、「従軍慰安婦は無かった」などという世迷いごとを捏造するより、それがあった事実を正面から見つめなおすことで、後に繋がるより良い未来が拓けるのだろうと、私は思う。「従軍慰安婦は無かった」ことにしたい人々の、欠落した現実感覚が作り出すムードに世の中が支配されると、そのムードに流されるアホで溢れかえった社会に、産み落とされる子どもたちこそ不憫な気がする。
そもそも嫌韓の火種も、明治維新後の反政府の不満のはけ口を朝鮮に向けたものだという。無知とは恐ろしいもので、チョンだシナだと踊り狂う人々は、無知ゆえに踊らされているのである。それはまるで、ヤバい宗教のように。

また、「従軍慰安婦はデッチあげ」などとウソを教え込まれて、恥を掻いたと思う向きもあるかもしれない。日本の文化は「恥」の文化()なので、これもその羞恥プレイの一環として納得すると、侘び・寂びの妙味に悦に入れるものと思う。