2011/10/30

孤独な惑星

明日、地球の人口が70億人を突破するらしいが。(

「あなただってまだ頑張れば産めるわよ」

って、まだ言われる()。親切のつもりかもしれないが、何を、寝言は寝て言えと、思うだけでもちろん言いはしまい。
私ももうそこそこ被曝しているだろうし、年齢を考えたら危険な初産の確立は高い。そして家計と生活環境を考えると、子どもに惨めな思いをさせるのが辛い。日本人で子どもで、お正月のお年玉が無いとかやたら少ないとか、想像するだけで胸が締め付けられそうになる。

私に「まだ産める」と言う人たちは、情報をテレビや友達とのお喋りなどから得ている。原発の放射能がまだ漏れていることも、ひっくり返ったままの被災地のことも、何も知らない人たちだ。

情報は、これだけ溢れているのに…!って、しかし情報は食べ物みたいなものだ。情報の大半は嗜好品だ。大事な情報でも食わず嫌いでスルーする、その身についた習慣が、地震でも津波でも放射能でも変わることがない、小さな世界であくせくと、あるいはぬくぬくと生きる幸せな人が、見渡すと相当数を占める。

マスコミも行政も、そこのところをよくわかっている。彼らはそういった相当数の人々に取り入ることで成り立っている。
韓流ドラマを拠りどころにして生きているという、高齢の女性は多い。こういった高齢の女性が、インターネットで発言することは、殆ど無い。にも関わらず、その数はネット人口を圧倒する数だと思われる。

インターネットによって、近づく世界と、遠のく世界がある。
インターネットで知り得た衝撃的な真実を、生身の会話の中でぶつけても、相手のネットスキル如何によって、相手に劣等感やプレッシャーを与えてしまう。そうして心を頑なにしてしまう相手に、それ以上の話はできなくなる。

人はそれぞれ、違う地平線上に立ち、違う空気を吸っている、別の惑星の異星人なのだと思う。
ひとつに見えている地球、それは錯覚なのかもしれない。そう思うと、私の気は楽になる。

(追記:こういう記事を投稿してFacebookにリンクすると、Facebookに出てくる広告が「不妊症でも妊娠体質になれば」www 別に私は不妊ではない。個人の嗜好につけ入るように表示されるはずのネット広告、これがつけ入るどころか、もの凄いミスマッチ。Facebookも、そういうデリカシーの無い広告を気ままに表示させていると、そのうち賠償を要求されることになるのでは。)