2011/11/23

棄民国家の逆棄民

来年、再来年は、満を持しての海外脱出が、特に関東圏を中心にピークを迎えるのではなかろうか。
どうしようかと迷っていた人々も、あれよあれよとムーブメントに流されて、つてを辿って次から次へ、諸手を上げて「海外へ!」と、棄民国家の逆棄民ということは、大いにあり得るなという予想は難くない。

イギリスやアメリカで核兵器を凌ぐ新兵器が登場しているらしい、核兵器は時代遅れの野蛮人が使うものとなった昨今に、「あれがなきゃ戦争に勝てない」と妄信している野蛮なサルどものいない惑星に移住する以外、私なんかは、この地球上に逃げたいと思う場所が無い。
この前まで住んでいたブラジル荘()が、ちょっとした海外気分だったし、隣のフェルナンドが「どこにいっても、どこもいっしょ!」と言っていたものだから、どこもいっしょなら別にここでもいいか、と。
餓死する環境が整っていて、引越しの労力が省けたら私はよしとして、ウズベキスタンのバザールでふんどしを売る()、というあても根拠もない夢を描いて、この国をホームグラウンドに、暮らしの基盤を構築する。

そうして、今住んでいる借家のオーナー()が「海外に引っ越します」てなことになって、安価で家を売り渡してくれたりしたらなぁ、と。
そうでなくても、近隣の地価や家賃がそれで下がれば、貧しいなりにつつましい暮らしを継続していくことができる。

大勢海外に流出して、その後一年とか数年間は、どうしても海外に馴染めない出戻りも多かろうが、それでも国内での雇用の人集めに四苦八苦するところが出てきて、「開国」と称して、日本に憧れを抱く情報弱者の外国人を、ヤクザが連れてきたりなんかして。

しかし「2012年に戦争」と北朝鮮で噂に()なっているらしい。その時、ミサイルはどっち向けて撃ってくるのか知らんが、我が家をめがけて撃ってくるほどの器用さはまだ無かろう。
そうなったら海外に出て行った人々も、戦争が終わって落ち着くまでは、他国に留まった方が安全かもしれん。そうしている間に、帰る祖国も無くなっていることもあるが、人生なんてそんなもんだろう。

さぁ、来年の今頃にこの記事を見て何と思うか、楽しみだ。