2012/02/07

金もヒマも無い

忙しい。少なくとも、今月いっぱいは頭を抱える日々が続く。
ウズベキスタンの伝統絹織物を使って手工芸品を作る催し()があり、昨年旅した所縁もあって、参加することにしたのだが。
まぁ、見てのとおり、柄がドぎつい。昨年、タシケントを訪れた折、土産にもアトラスに手をつけなかった理由が、実はそれ()。
だいたい、アトラスを日本に紹介する時、よく耳にするのが、「日本の絣(かすり)によく似た模様」などと、日本の絣じゃこの色はないぜ、とか常々思いつつ。
そうして、どうすればいいのか、何を作ればいいのか、非常に頭を悩ませることとなった。

最初は簡単に考えて、ふんどしを作って出そうと思っていた。この柄なら、せいぜい「ベネトンのふんどし」みたいになりはしないかと、ベネトンが聞いたら憤りそうなことを考えていた。
しかし、催しのために頂いた生地は、思いのほか厚手で下着には不向き。
更に、私もダテに「天然素材のふんどし屋」を肩書きにしているわけではないので、二枚の生地のうち一枚がどうも胡散臭い。ためしに端切れを燃やしてみたところ、やはり、合繊が混じっている。
合繊混でも、確かに絹織物とは言うだろう。しかし。

おのれー、絹100%とちがうんかー!私の目は節穴とちがうぞー!

と、そんな調子で。
軽々しく参加しておきながら「この色柄は、イタリア人のセンスに任せた方がいい」などと、たいへん勝手な戯言をぶつくさ言いながら、今尚七転八倒している、今日この頃である。
そしてそれは訪問介護をしながらの合間の話である。

確定申告も近づいているので、とにかく忙しい。
そんなに忙しいのなら、さぞかし稼いでいるんだろうと誤解していただけるので、言うと、借金は無いが資産も無く、世帯年収は300万円以下であり、私は年収103万円にも満たないので所得税は非課税。ちょっと金の流れているところで、プラス思考の善人ヅラで釣りして楽して儲けていく、という輩とはわけが違うのである。
それでも一回会っただけの誤解したアホが、詐欺まがいにゼロが三つもある金額をせびってきたりするから、仕方が無いので先頃そやつを叱り飛ばしたところである。お前が汗水流さずせびっているその金額を、私は身体介護6件こなして稼いどるのだ、と。

貧乏伝染すぞ。ドン底へ堕ちろ。べとっ。

ともあれ、人に恨みをかうような誤解を招く軽々しい行いは不快なもので、その思いも世界共通だろう。

ラジオでニュースを聴いていると、今尚振り込め詐欺に引っ掛かる人がいる、というのが驚きを通り越して、そんなにも裕福な学習能力の無い人が多いという実態に、被害者に対して同情心も湧かないのが正直なところ。
私ほど金とヒマが無ければ、こんなものに引っ掛かることはまず無いのに。