2012/05/03

「コーちゃん」とは

90歳目前の利用者は越路吹雪のファンである。越路吹雪を「コーちゃん」と呼んでいる。
利用者によると、なんでも「コーちゃん」は元タカラジェンヌで男役。

「コーちゃん」とは、何ぞや。「コーちゃん」を押えておかねばなるまい。
そう思って、図書館で越路吹雪のCDを借りてきて、聴いた。
大方聴いたことのあるような歌が多い。『誰もいない海』って、トワ・エ・モアがオリジナルだよね、とか思いながら。
「誰もいない海」(だれもいないうみ)は、1967年、NET『木島則夫モーニングショー』に出演していた歌手のジェリー伊藤の「今週の歌」のために書かれた曲。
初レコード化は1968年、CBSソニーから発売されたシャンソン歌手の大木康子が歌った盤である。この時はチャートインしなかった。
1970年11月5日に東芝音楽工業から発売されたトワ・エ・モワが歌った盤が大ヒット(オリコン16位)した。このため、シャンソンよりフォークのイメージが強い。トワ・エ・モワと同じ日に越路吹雪もシングルで発売し、競作となった(オリコン92位)。ジェリー伊藤が歌った盤は1971年に発売された。(Wikipedia
昔のタカラヅカの男役に、春日野八千代がいる。(ご存命である。)
春日野八千代の歌う声を聴くと、ちょっと高い。なんというか、線の細い、聴けば女の声とわかるような。それに比べると越路吹雪は太く、細く、高く、低く、もしかすると現在に続く「中性的」なタカラヅカの男役の原点は、この越路吹雪ではないか。
Wikipediaを見ると、越路吹雪は三島由紀夫と恋人同士だったこともあるらしい。
何年か前に『越路吹雪物語』という舞台があったようだが、そこで越路吹雪役を演じたのは池畑慎之介(ピーター)だというし、三島由紀夫の、ということを考えると、やはり中性的な魅力のスターだったことがうかがえる。

中性的な魅力にはどうやら支持者が多い。美川憲一のファンだという利用者もいるし。
中性的な魅力には、性的な嫌味が無いからかもしれない。

しかし、越路吹雪と三島由紀夫のかつての関係についてご存知なかった利用者を前に、ふとそのことをについて触れると、非常にショックを受けられた。
「コーちゃんが、まさか、三島由紀夫なんかと…」
と。またいらんことを言うたな、私。

件の経緯を、ポスト団塊の別の利用者としていて、利用者から、
「ルバング島の小野田さんも、越路吹雪のファンらしい」
との情報を得たものだから、ふいに3.11後の小野田自然塾がどうなったのか、気になってホームページを覗いてみた。
福島キャンプ場における小野田自然塾主催の親子及び子どもキャンプ一時休止し、これに替えて、これまでに養成した指導者により各地において実施される青少年の自然教育キャンプ活動の協力支援を行います。
小野田自然塾
さすがに遊撃戦の備え万全と見え、小野田自然塾は更に遊撃的に展開している感。
不撓不屈。