2012/06/28

「やっぱ、妖精はいるよね」


生きていてもつまらん。殺される。(

悶々と、何もやる気がしないのに、仕方無く賃労働に出て、四つ葉のクローバーを見つけた。公園に自転車をとめて、何気に足元を見ると、四つ葉のクローバーの方から視界に飛び込んできた。

これはあれだ。
妖精さんが、生気を失ってしまった私を、元気づけようとしているのだ。
というわけで、

「やっぱ、妖精はいるよね」

と、先ほど起こった出来事を、寝たきりの利用者に話すと、涙を流して喜んだ。
「そうね、そうね、ホント、ステキね」と。

妖精さんは、私だけでなく、利用者までも元気づけた。
「あちらの世界」の話を好む利用者は多い。

たしかにつまらんことだらけだが、いのちを力づける力は、たしかに働いている。

妖精さんはいる。
しかし、本当に妖精さんだったのか。
ここは日本だし、妖精ではなく妖怪の方だったのかもしれない。